ジャワ式結婚式のデモンストレーション
日時:2001年10月14日 13時~
会場:大阪国際交流センター
主催:インドネシア留学生協会関西地区
協賛:在大阪インドネシア共和国総領事館
One World Festival 委員会
インドネシアには多くの民族文化と方言があり、その数は300ぐらいと言われています。インドネシアは13,677の島々からなり、人口は2億人です。この多種多様な文化は結婚式の中にも多く見受けられ、インドネシアにおける結婚式のスタイルはそれぞれの文化や家族によって大きな影響を受けています。数ある文化の中から、今回はジャワ式の伝統的な結婚儀式(ジャワ結婚式)を取り上げて催します。インドネシアでは、結婚式は愛し合っている二人だけではなく、両家の家族をも一つにします。
ジャワ式の結婚式は綺麗な花嫁とたくましい花婿との出会いを象徴し、新郎新婦がその一日まるで王様と女王様になるような雰囲気を醸し出します。一般的に新婦の両親が結婚式を主催し、新婦の実家で式を執り行います。新郎側は、結婚式が順調に執り行なわれるように手助けをします。
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結婚式のながれ |
説明図 |
結婚式の準備
ジャワの結婚式では、プマエス(Pemaes)と呼ばれる女性の仲人が式の進行役として重要な役割を務めます。プマエスは式の間、新郎新婦のお色直しの世話をします。
結婚式は盛大な儀式なので、進行役のプマエスの他に親友や両家の親族からなる実行委員会が組織されます。委員会の規模は位や招待客の数などによります。 委員会は結婚式準備の全てを担当します。例えば、進行、料理と飲み物、ガムラン音楽と踊り、会場の飾りつけ、司会、後述のイジャブ(Ijab)、スピーチ、交通、通信や治安などです。
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タルブ(Tarub)の設置
結婚式の前日、新婦の実家の門にタルブ(植物の飾り物)が飾られます。
飾りはバナナの木、バナナ、砂糖きび、やしの実とブリンギン(beringin, 榕樹)の葉を用いて作られ、新郎新婦がどこにいても幸せに暮らすように、また互いに愛し合い家族を大切にするようにという意味が込められています。
また、門の上にはベクレテペ(bekletepe)が飾られます。これは魔よけと同時に会場の目印でもあります。
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クンバン・マヤン(Kembang Mayang)
他に飾られるものはクンバン・マヤンで、バナナの木とやしの葉の飾り物です。 クンバン・マヤンには広い意味があります。 山の形:山は高くて大きいことから、男性は多くの知識、経験を持ち、また忍耐強くなければなりません。 クリス(keris, 剣):新郎新婦が注意深く賢明であることを表わしています。 鞭:新郎新婦は人生に対して楽観的で、より良い生活を志すことを表しています。 傘:新郎新婦は自分の家族を守る義務があります。 ブリンギンの葉:新郎新婦が常に自分の家族と社会を守ることを表しています。 |
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シラマン(Siraman):
シラマンは新郎新婦を心身ともに清める儀式です。普通、イジャブ(Ijab)とパンギッヒ(Panggih)の前日の昼間に行います。新郎新婦それぞれの実家の浴室または庭で行いますが、最近は庭で行う人が多いようです。シラマンは普通、両親と親族の7人で行います。
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ミドダレニ(midodareni)儀式
ミドダレニの語源はウィドダリという言葉で、女神を表します。伝説によると、夜中に女神が天国から舞い下り、その時、新婦が女神のように美しくなるといわれています。 午後6時から真夜中まで、新婦は数人の年上の女性と一緒に部屋にいなければなりません。彼女らは新婦と話したりアドバイスをしたりします。新婦の家族と親友が会いに訪れますが、全員女性でなければなりません。 新婦の両親は新婦に最後のご飯を食べさせます。翌日から新婦を養うのは夫の責任となります。
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プニンスタン(Peningsetan)またはスラッハ・スラッハン(Srah-srahan)
語源はシンスット(singset)という語で結ぶという意味です。両家の家族が結婚に合意し、同じ家族(besan, ベサン)になります。 新郎の家族は贈り物を持って新婦の家を訪問します。この場で両家の家族は対話し、交流を深めます。
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イジャブ(Ijab)儀式
ジャワの人々にとって、誕生、結婚、他界は神様が定めることです。イジャブ儀式は、結婚を正当化する最も重要な儀式です。儀式は、新郎新婦の宗教に従って行われます。
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パンギッヒ(Panggih)儀式:
新郎が家族に付き添われて新婦の実家に出向き、門の前で立ち止まります。
新婦は、2人の年上の女性にエスコートされ部屋を出ます。両親と親族がその後に続きます。新婦の前にパタッハ(Patah)と呼ばれるうちわを持った2人の女の子が歩きます。2人の年上の女性または2人の男の子が1メートル以上の高さがあるクンバル・マヤンを掲げます。新郎側の女性一人が列から出て、式を挙げる側へ尊敬の意を込めて新婦の母親にサンガン(Sanggan)を渡します。
パンギッヒ儀式の間、クンバル・マヤンは外に持ち出され、魔除けとして家の近くの交差点に置きます。また、飾りとしてのクンバル・マヤン2つを新郎新婦が座る椅子の左右に置きます。この飾りは、新郎新婦がどちらも初婚の場合にのみ使われます。
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バランガン・スルッフ(Balangan Suruh)儀式 新郎と新婦が出会います。まず3メートル程の距離まで互いに近づきます。そして、ベテル(Betel)葉で包んだみかんと白い糸を投げ始めます。彼らが幸せそうに投げ合うのでそれを見守る人々は幸せの笑みを浮かべます。ベテル葉は悪魔を駆除する力を持っていると信じられています。互いにベテル葉を投げ合うことによって、相手が花婿または花嫁に化ける悪魔ではないことを確認します。
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ウィジダディ(Wijidadi)儀式:
新郎が右足で卵を踏み潰し、新婦が花を浮かべた水で新郎の足を洗います。これは、新郎が責任感のある父親になる準備ができていて、また新婦が忠実に夫に仕えることを表しています。
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シンドゥール・ビナヤン(Sindur Binayang)儀式
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ティンバング(Timbang)儀式
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タヌム(Tanem)儀式
新婦の父親が新郎新婦を椅子に座らせます。これは彼が結婚に同意し、それを祝福することを表しています。
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指輪交換:
結婚指輪の交換は、新郎新婦の愛の証しの象徴です。
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カチャール・クチュールまたはタンパ・カヤ儀式 新郎新婦が小指を繋ぎながら、プマエスの案内でカチャール・クチュールの式場に向かいます。式場で、新婦は新郎から大豆、豆、稲、トウモロコシ、黄色い米、dlingo bengle 薬(ジャムー、jamu)、花、そして何種類かの紙幣(額面の合計が偶数)を渡されます。これは夫が妻に給料のすべてを渡すということを表しています。新婦はこれらを自分のひざの上にある風呂敷きの中に大事に包みます。新婦は良い母親となり、家族の世話をすることを表しています。
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ダハル・クリマッハ(Dahar Klimah)またはダハル・クンブル(Dahar Kembul)儀式
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ムルトゥイ(Mertui)儀式
新婦の両親が、家の前で新郎の両親を出迎え、一緒に式場まで歩きます。母親2人が前を、父親2人が後ろを歩きます。新郎新婦の両親はそれぞれ新郎新婦の左右に座ります。
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スンクンマン(Sungkeman)儀式
新郎新婦は両親の前にひざまずいて、祝福を受けます。まず新婦の両親、次に新郎の両親から祝福を受けます。スンクンマンの間、プマエスが新郎のクリス(keris, 剣)を預かります。終わってから、クリスを新郎に返します。
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招待客からの祝福 結婚式が終わって、新郎新婦が招待客から祝福を受けます。
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